＜特集＞サクラ大戦（その2） 広井王子が明かす“スタァ誕生”秘話 二人の男の熱き思い

　96年に第1作のゲームが発売され、アニメ、マンガ、ミュージカルとさまざまなメディアに進出する「サクラ大戦」シリーズ。その誕生の裏側には、二人の男のドラマがあったことが分かった。　

【関連】 特集：サクラ大戦（その1）　オールスタァ共演で「聖女」に挑む　DSで最新作発売

　今をさかのぼること13年前、サイパン島でバカンスを楽しんでいた広井王子のもとへ、一人の男がやって来た。その男は、セガ副社長（当時）の入交昭一郎だった。入交は当時、自動車メーカー「ホンダ」の副社長から、全く畑違いのゲームメーカーに転身し、話題になっていた人物だ。

　入交は「セガに足りないのは、キャラクターだ」と考え、テレビアニメ「魔神英雄伝ワタル」などで実績のあった広井に目を付け、わざわざサイパンまで足を運び、直談判に及んだのだ。

　突然の訪問に驚いた広井だが、その“男気”にほだされ、キャラクター作りを引き受けた。ところが、それは思わぬいばらの道だった。

　まず広井は、「戦後の仮想・日本を舞台に、アイデンティティーを求めて戦う」という世界観の設定にしたが、いま一つしっくり来ず、時間ばかりが過ぎていった。ある日、開発中のボードゲームの中に、潜水服のようなロボットを見つけた。ブリキでできたようなゴツゴツとしたロボットで、「発明も盛んで、進取の気風に満ちていた大正時代」をイメージした。そこから、はかま姿のハイカラな女学生という、ヒロインのさくらが誕生した...

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（引用 yahooニュース）

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